西武1位・渡部健人は中学で90kg 高校球児の父は柔道勧めた

公開日: 更新日:

渡部健人(一塁手・21歳・桐蔭横浜大)=西武1位

「今思えば、なんで父が僕に柔道をさせたかったのか、よくわからないんですよね」

 渡部本人がこう言って苦笑いする。

 父・和秀さん(55)は江戸川学園取手高校(茨城)出身。野球部に所属しており、一塁手を務めていた。

「レギュラーかどうかはわかりませんけど、僕が小さい頃から、テレビで野球中継をよく見ていましたね。たぶん、巨人ファンだったのかな。そんな父と一緒にいて、『野球は格好いい』と思った。ところが、父はやったこともない柔道を僕にさせたかったようで……。僕も当時、小学校に上がる前だったので、『柔道はいやだ、野球がしたい!』と泣きじゃくって父を諦めさせました(笑い)」(渡部)

■「打席で力み過ぎ」

 現在はサービス業に従事している和秀さん。渡部にとっては優しくも厳しく、野球についても「打席で力み過ぎている。もう少し楽な気持ちで」などと、アドバイスを送ることもある。

 母のルエナさん(56)はフィリピン出身。パートをしながら、家計を支えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…