非情の巨人…高卒2年目・直江と山下に「育成」の生き地獄

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多すぎる育成選手

 巨人が支配下選手から育成として再契約を打診するのは、ともにドラフト1位入団の鍬原、堀田、さらに一軍で実績のある高木を含め、これで5人目となった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「ケガをしたら、即育成に降格ですね。球団からは年俸の現状維持や故障が完治した後の再契約を口で約束されるでしょうが、もし完全復活できなかったらどうなるのか。選手は不安ですよ。なにせ育成の人数が多過ぎる。ドラ1で入ろうが、若手有望株だろうが、育成のまま契約を切られることだって十分にあり得ます」と指摘する。

 巨人は先の育成ドラフトで史上最多となる12人を指名した。もともと在籍している選手を含めると、来季は20人を超える育成選手がジャイアンツ球場にあふれ返ることになる。支配下選手の上限は70人。高橋氏が言うように、再び返り咲ける保証はどこにもない。

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