志摩ノ海を突き動かす「師匠と野望」 幕尻でもV争い大躍進
■優勝パレードの旗手を務める
心境の変化もある。
今年1月、徳勝龍が優勝パレードを行った際、オープンカーの横に乗り、旗手を務めた。
それ自体、名誉なことだが、そこは現役の力士だ。志摩ノ海は兄弟子の快挙を喜びつつ、「悔しい気持ちで見ていた」と本音を吐露している。
コロナ禍での現在、優勝パレードはないだろうが、それでも優勝の華やかさを一番間近で見たからこそ芽生えた野望。兄弟子と同じく、今年2度目となる同部屋からの幕尻優勝を本気で狙っている――。