総合格闘技が五輪種目を目指す 不人気競技団体は戦々恐々
新興競技の殴り込みには、不人気競技を統括する国際団体はあぐらをかいていられない。IОCから組織のコンプライアンスを問題視されたボクシング、トップ選手によるドーピングが後を絶たないウエートリフティングなど、正式競技から除外される可能性もあるだけにUFCの動向には戦々恐々だろう。
23年に正式決定するロス五輪の追加種目を巡っては、米国発祥のアメリカンフットボールの採用が確実視されている。莫大な利益が見込めるUFCは東京五輪延期、コロナ禍による財務悪化を立て直したいIOCの後押しを受けてロビー活動を有利に展開しそうだ。