“狼少年”鶴竜が4場所連続休場 親方と横審ナメられっぱなし
モンゴル人は狼を祖霊に持つ民族。彼らにとって狼にたとえられるのは褒め言葉かもしれないが、これでは「狼少年」である。
8日、横綱・鶴竜(35)が1月場所(10日初日)を休場することが明らかになった。これで4場所連続休場、3場所連続全休だ。
原因は腰の負傷と、それによる調整遅れ。数年前から腰椎にバクダンを抱えており、年々状態が悪化。現在は腰に力が入らず、相撲を取る稽古すらできないありさまだ。
師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は「本人には『もう次はないよ』と伝えた」と話し、鶴竜自身も「3月場所で進退を懸ける」と話したという。
が、鶴竜の言葉を信じる者が何人いるか。これまで何回も「次で進退を……」と言いながら、いまだ現役を続けているのがその証拠だ。ただでさえ、11月場所後には白鵬ともども、横綱審議委員会から「注意」の決議を受けたばかり。コロナ感染の白鵬は休場やむなしとしても、鶴竜のケガは慢性的なもの。次の場所で状態が劇的に改善される保証はない。