東京五輪「中止」正式決定へ“秒読み”…デッドラインは2月

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■IOC最古参委員の発言は“観測気球”

 さらに、IOC最古参委員のディック・パウンド氏が大会開催について、「私は確信できない。ウイルスの急増という誰も触れたがらない問題が進行中だからだ」と発言したことも、波紋を広げている。前出とは別の大会関係者はこう言う。

「昨年3月末の延期決定の約1カ月前にも、パウンド氏は開催に懐疑的なコメントを出していた。IOCはパウンド氏に踏み込んだ発言をさせて、世論の反応を見ているのだろう。海外メディアからも懐疑論が出ているから、やはり今回も1カ月後に『重大決定』がIOCや国、東京都から下されるのではないか」

 昨年の延期決定の際は、安倍前首相が「1年延期を」とIOCバッハ会長に提案。「100%同意する」とバッハ会長が応じたことで延期が決まった。翻って菅首相は、第3波襲来中の昨年12月16日、IOC委員と親交がある高橋治之・組織委理事と会食。既に「重大決定」に向けて折衝が始まっているに違いない。

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