松山はショット力トップもパットが弱い…課題はメンタル
松山は最終日も2、3メートルのバーディーチャンスを何度も決められず、天を仰ぎ苦笑いするしかありませんでした。
とはいえ、イン発進の大会2日目はアウトで1イーグル、5バーディーの「28」をマーク。プロでさえ30を切るのは年に1回あるかないかぐらい。簡単に出せるスコアではありません。つまり松山の場合、いったんパットが入りだせば爆発的なスコアを出せるということです。
では、なぜ決勝ラウンドはパットが入らなかったの? と疑問に思うファンも多いでしょう。
前日パットが好調だったり、スタート前のパット練習では入っても、コースで全く感覚が出なくなる時があります。
「入れよう」という意識が強くなって、パットがことごとく外れる時は、タイミングの問題があります。コンマ何秒の世界ですが、インパクトの瞬間に集中しすぎて微妙な打ち急ぎによりラインから外れることがあります。
もちろんPGAツアーは紙一重の戦いですから、「入れよう」「外したくない」の精神的な動揺を乗り越えたプロが勝利を手にするのです。