明瀬山光彦は重くても器用 腰の状態さえ良ければ幕内上位
「腰の状態が良くなったであろう今は、相手の出足を巨体で受け止めると、慌てずに得意の右四つになるまでじっくりと待つ相撲を取っている。さらに器用な面もある。象徴的だったのが今場所5日目の豊昇龍戦です。下から密着する豊昇龍との間にスペースをつくると、左腕を差し込んで巻き替え。左下手を取り、寄り切った。土俵際の突き落としも得意と、足技以外は何でもできる力士です」(前出の親方)
現在35歳と年齢に不安を感じるものの、腰の状態さえ良ければ幕内上位をキープできる力があるともっぱら。再入幕に時間がかかっただけに、幕内で長く輝いてほしい力士だ。
▽明瀬山光彦(あきせやま・みつひこ)
●本名は深尾光彦
●1985年7月、愛知県春日井市出身
●182センチ、183キロ
●最高位は東前頭16枚目
●アニメ好きで、特に「クッキングパパ」がお気に入り