巨人清武球団代表の怒声が響く「寄せ集めに負けやがって」
それから定期的に練習試合を行うようになった。私は11年まで群馬を率い、4年間で地区優勝3回、リーグ優勝1回。フランシスコ・カラバイヨ(元オリックス)ら外国人選手2人をNPB(日本プロ野球)球団に送り、念願だった日本人選手2人もドラフトで育成指名を受けた。
■幹部30人の前でプレゼン
11年に練習試合のため、ジャイアンツ球場を訪れると、原辰徳監督に声を掛けられた。
「調子はどうだ?」
「BCリーグで頑張っています」
「また(NPB球団の)ユニホームを着ることもあるだろうから、頑張っとけよ」
その時は深い意味があるとは思わなかった。その後、9月に清武代表から「巨人が日本一になるために、君は何ができる?」と声が掛かることになる。
群馬での戦いぶりが目に留まったのかもしれない。筑波大大学院で捕手の動作に関する研究をしたことも清武代表の耳に入っていたようだ。