巨人2m新人が那覇切符掴む 高卒新人開幕スタメンに現実味
■巨人で実現なら王貞治氏以来62年ぶり
日本球界野手最長身となる2メートルで話題。ただ、デッカイだけではなかった。紅白戦2試合で7打数5安打をマーク。プロ入り後に挑戦している三塁の守備でも及第点の動きを見せ、12日に一軍に昇格したばかり。異例のスピード出世である。原監督の指示で一塁や外野の練習も開始した。
「一塁を守るはずだったメジャー通算196本塁打の新外国人スモークが、コロナ禍で来日できていない。3月26日の開幕どころか、その後も危ういというのが原監督の考え。沖縄での実戦の結果次第では、オープン戦も一軍帯同となりレギュラー不在の一塁で開幕スタメンも現実味を帯びてきます」(チーム関係者)
巨人で高卒新人の開幕スタメンなら、1959年の王貞治以来、62年ぶりの快挙となる。球界を見渡しても、ここ10年間で2019年のロッテ・藤原、13年の日本ハム・大谷、11年のオリックス・駿太(後藤駿太)の3人しかいない。
このオフ、球団はFAで梶谷ら大型補強を行ったが、「育成の巨人」をチーム内外にアピールするためにも、18歳ルーキーへの周囲の期待は膨らむ一方である。