島根県知事“聖火の乱”が波紋も…竹下亘「注意」にビビらず
「反響の大きさは予想以上。意見を真摯に受け止め、今後の対応に生かしたい」
東京五輪・パラリンピックをめぐり、5月に地元で予定されている聖火リレー中止の検討を表明した島根県の丸山達也知事(50)が19日、県庁で記者会見を開き、中止検討発言に対して県内外から寄せられている意見について感想を述べた。
【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)
質疑応答では、記者が、自民党竹下派の竹下亘会長(74)=衆院島根2区=が丸山知事の発言に対して「困惑している。丸山知事を呼び、注意をしっかりしないといけない」と話したことに対する受け止めを質問。丸山知事は「悪意に受け取る必要もないだろう」と軽く受け流した上で、「(竹下会長は自分に対して)大丈夫なのか。(真意を)確認しないといけないなという意味で(発言は)当然」と言い、さらに竹下会長が「コロナが一番きつい東京が言うならともかく、一番遠いところにいる島根が何を言うんだ、というのが私の心境」などと発言したことについても、「上京してお会いした際、県内の厳しい状況を説明して認識していただく必要がある」と語った。