五輪観客用“オリ観アプリ”のデタラメ 血税73億円垂れ流し
ポンコツ丸出しのCOCOAを巡り、「不具合というのは永久になくなりません」(平井IT相)と開き直るデジタルオンチ政権だ。オリ観アプリは二の舞いにならないか。それに、無観客開催となった場合の善後策も曖昧だ。菅首相は17日の衆院予算委員会で「五輪以外の場面での活用も視野に入れて開発を進めたい」と答弁したが、立憲民主党の尾辻かな子議員に「仕様書や契約書に書いていない」と突っ込まれていた。
尾辻議員は、オリ観アプリについて外国人観客の14日間待機免除を前提とするもの、と指摘。ワクチン接種が義務付けられない点もあわせ、抜け道をつくる「神アプリ」だと皮肉たっぷり。尾辻議員に改めて聞いた。
「感染者の情報を管理する『HER-SYS(ハーシス)』でも入力ミスが報告され、持続化給付金の支給でも遅れが相次ぐなど、デジタルが絡む政策は失敗続きです。オリ観アプリに関しても、海外からダウンロードできるのか、スマホを持っていない人はどうするのかなど、運用方法を詰め切れていません。政権の五輪ありきの姿勢が、前のめり過ぎる開発に見て取れます」
そのうち「スガノアプリ」とか呼ばれちゃうのか。血税のムダ遣いは、いい加減にしてほしい。