二刀流の大谷翔平は3年目で初直面 テキサス灼熱地獄の吉凶
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間12日のジャイアンツ戦に「3番・DH」で出場。通算128勝のくせ者右腕クエトから2打席連続安打を放ち、3打数2安打。5試合連続安打とした。
マドン監督は今季、二刀流に復帰する大谷に「投手での起用がメインになる」と、ローテの軸として期待しているが、同じア・リーグ西地区のレンジャーズ戦では灼熱地獄を経験することになる。
テキサス州アーリントンに本拠を構えるレンジャーズは10日、今季開幕から収容人員100%の観客を動員すると発表。米プロスポーツでは初めて上限を設けずに有観客で実施することになった。
同州は空気が乾燥し、5月以降は最高気温が40度を記録するのも珍しくない。特有の気象条件から、一昨年まで使用していた「グローブライフパーク」は、本塁打が出やすく「投手の地獄」といわれていた。冷房を備えた昨年開場の開閉式のドーム球場では、打者有利が解消されたものの、今季は新型コロナウイルス感染を防止するため、屋根を開放する見込み。球場の特性は旧球場と同一になり、再び打球が飛びやすくなるのは必至。大谷が登板した際には、テキサス独特の気象条件に足を引っ張られかねないのだ。