ポルトガルに渡ったMF守田は代表主力へ千載一遇のチャンス
守田英正(MF/サンタクララ=ポルトガル・25歳)
森保一監督が絶大な信頼を寄せてきた柴崎岳(レガネスMF)不在のボランチ陣で今回、期待が高まっているのが守田英正だ。
2020年の川崎のJ1、天皇杯の2冠達成の原動力となり、21年1月にはポルトガルへ移籍。新天地初戦となったリオ・アヴェ戦で見る者の度肝を抜く決勝弾を叩き出し、鮮烈デビューを飾った。
「ボランチだから点を決めなくていいというものではない」と得点意識を鮮明にする25歳が、一気に代表主力に駆け上がる可能性もゼロではなさそうだ。
大阪・高槻出身の守田が、注目され始めたのは流通経済大学時代。現在の同僚・脇坂泰斗、三笘薫、旗手怜央とともに17年夏のユニバーシアード(台北)に出場し、複数のJクラブからオファーを受けた。
そこで川崎を選んだのが、人生の分かれ目だったのかもしれない。
18年に加入するとMF大島僚太の負傷離脱などもあって瞬く間にレギュラーに定着。レジェンド中村憲剛(現川崎FRO)の薫陶を受け、攻守の要として光る働きを見せるようになる。