明豊初V王手! 智弁和歌山時代の恩師が語る川崎監督秘話

公開日: 更新日:

 本塁打を打った打者に直後の2打席連続で犠打を命じて成功させるなど、落ち着いた采配ぶりを発揮。その原点にあるのが、智弁和歌山時代の「失敗」だろう。

■「決勝は無理ですよ」と言いながら…

「1997年夏の県大会決勝ですね。当時抑えをやっていた清水は遊撃が本職。九回に清水がマウンドに上がったので、まだ1年生だった川崎を遊撃守備に就けた。ところが緊張でガチガチ。ほぼ定位置の遊ゴロを2つとも反応できず、ピンチを招いてしまった。その経験もあってか、直後の甲子園ではのびのびプレーしていましたよ。センバツ中、川崎には『決勝まで行くのはいいけど優勝は早いぞ。ワシなんて何十年もやって、やっと優勝したんだから』なんて冗談を飛ばしたところ、向こうも『決勝は無理ですよ』なんて言いながら本当に決勝戦進出(笑い)。川崎は選手のことをよく見ているし、決勝だからといってバタバタする性格じゃない。期待していますよ」とは高嶋氏だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭