巨人新助っ人2人いきなり難敵 一軍デビュー相手は虎西勇か
巨人の2人の新外国人が実戦デビューした。
メジャー通算196本塁打の両打ちのジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)は、16日の楽天との二軍戦に「4番・一塁」で先発。無死満塁で迎えた第1打席は右打席で2点適時打。「久しぶりの実戦でボールは思ったより見えた」と詰まりながらもパワーで右前へ運んだ。続く第2打席も左前打を放ち、「もうちょっと打席に立って試合に出て、なるべく早く(一軍で)出られるようにしたい」と一軍昇格を心待ちにした。
同96発のエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)は「3番・左翼」で出場。第2打席で右前打を放った。ともに来日後初実戦で安打が出たが、テームズは左翼の守備で不安を露呈した。
四回2死一、二塁で楽天・内田の左中間寄りのゴロを後逸。失策にはならなかったものの、一気に2者を生還させてしまった。
走塁でもまずい判断があった。二塁走者だった初回無死一、二塁で、中飛に飛び出して併殺。守備、走塁で試合勘に不安を残したが、「1週間前後で実戦の勘は戻ると思う」とキッパリ言った。原監督ら首脳陣は20日から東京ドームで予定されている首位阪神戦で一軍に合流させるプランがある。時間は1週間もないかもしれない。