松山Vで明確に プロは勝つことでいろんな景色が見えてくる
松山英樹のマスターズ優勝から、日本男子ツアーの若い選手に自信がみなぎっているように感じられます。
昨年プロ転向した22歳の金谷拓実が、先週の「東建ホームメイトカップ」でアマチュア時代を含めてツアー通算3勝目を挙げました。世界ランクも118位から76位に浮上し、松山の14位に次ぐ日本人2番手となり、東京五輪出場チャンスも出てきました。
そして1打差2位に入ったのは20歳のアマチュア・中島啓太(日体大3年)です。
金谷は松山から7年ぶりに2018年「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」に勝ち、中島は「アジア大会ゴルフ競技」で日本人選手20年ぶりの金メダル獲得。2人とも世界アマランク1位に立つなど、そろって松山と同じような道を歩んでいます。松山が日本人選手として初めてメジャーに勝ったことで、勇気づけられ、これから進む道がより明確になったはずです。
そんな意識改革が、天候による悪条件やコロナ感染による3日目中止というトラブルにも心を乱されず、ゴルフに集中していたのをまざまざと見せてくれました。