大谷の守備は今後も増える エ軍は外野たった3人の緊急事態
エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間26日のアストロズ戦に「2番・DH」で出場。2戦連続の本塁打を含む5打数1安打1打点だった。
大谷は2―2と同点の八回、2番手右腕ガルシアの外角直球を捉えてバックスクリーン横に叩き込む7号勝ち越しソロを放った。打球速度約172キロ、飛距離約134メートルの豪快弾もあり、チームは4―2で勝った。
前日は、2―13の大量リードを許した八回無死二塁から左翼でメジャー4年目にして初の守備に就いた。古巣日本ハム時代の2014年以来、約7年ぶりの守備にも、左翼線への二塁打を処理した他、送球のカバーや中飛のバックアップなど、そつなくこなした。
マドン監督は、試合の大勢が決し、ベンチには肘を痛めて欠場中のトラウトしかいなかったため、DHを解除。正左翼手アップトンのグラブを借りた大谷を急きょ、起用した。
指揮官は試合後、「今回は緊急事態。構想にはないけど、彼は外野守備もこなせると言っておく」と、あくまでも一時的な措置だと説明。控え捕手を登板させ、リリーフ陣を温存するため、大谷が自ら直訴したそうで「彼のおかげで選手の交代がやりやすくなった」と話した。