巨人の助っ人補強失敗をお抱え外国人の“金太郎あめ”が救う
「ジャスティン・スモーク内野手(34)を含めた2人の補強は、“全権”を握る原監督が獲得に携わった肝いりのものだった。金満巨人といえども、コロナ禍で経営が苦しい。体重オーバーを含めた調整不足が原因の故障とみられるだけに、原監督は気まずいはずですが余裕しゃくしゃくです」
■支配下助っ人8人「金太郎あめ」作戦
昨季、年俸2億円のトレードで楽天から獲得したウィーラーが打ち出の小鎚のように打ちまくり、テームズが早々に離脱したことを感じさせないどころか、助っ人力を見せつけ、2連勝に貢献。もう一人の新外国人・スモークも28日に来日初本塁打を放つなど、上々のスタートを切っている。巨人は今季も支配下の外国人選手8人を抱えており、層の厚さが奏功した格好だ。
「巨人は新規助っ人取りの眼力に自信がないから、ここ数年は“保険”として多めにダブつかせ、誰かがダメなら他の誰かを投入できるように待機させている。阪神も同じ理由で8人います」(前出の関係者)
打率.523となった絶好調ウィーラーのおかげで、原監督は笑いが止まらないのである。