巨人投壊の犯人は誰?桑田補佐「投げ込み奨励」が目の敵に
■「船頭多くして…」の懸念的中か
評論家の高橋善正氏がこう言う。
「1カ月1000球程度の投げ込みで、この5月に疲れが出ているのだとすれば、桑田補佐の責任ではなく、選手のひ弱さの問題でしょう。とはいえ、巨人の一軍には宮本チーフ、桑田補佐、杉内コーチと投手担当コーチが3人もいる。調子の上がらないリリーフ陣の再編を含め、なにか打つ手はないか。選手の復調を待つだけというのでは、存在意義が問われる。当初から『船頭多くして』の懸念があったが、投手の体調管理や見極めを含めて、意思の疎通や役割分担を見直す必要はあるかもしれませんね」
阪神に1勝2敗と負け越した巨人。投手力の差を埋めなければ、ライバルの背中は遠くなる。