宮本コーチとは水と油 カギを握る元木ヘッドという緩衝材

公開日: 更新日:

 巨人・元木大介ヘッドコーチ(49)は、原辰徳監督(62)と選手や他のコーチをつなぐ重要なパイプ役だ。

 原監督は昨季、リーグ連覇を果たした際に「非常に良かった。チームもある意味変わったし、みんなの意見も選手個々の気持ちも僕に伝わるようになった」と働きぶりを評価。元木ヘッドも「まず考えるのはチームのこと。監督にヨイショばっかりしてゴマをすっているようじゃ、優勝なんてできない。だから意見もする」と振り返っていた。さるチーム関係者がこう言う。

【写真】この記事の関連写真を見る(21枚)

■高いコミュニケーション能力

「『全権』を握る原監督に意見をできるコーチや人物は少ない。それでも元木ヘッドはお構いなしに堂々とものを言う。それなのに煙たがられるどころか、2019年の内野守備兼打撃担当から20年にはヘッドに昇格したんだから人柄でしょう。野手出身だと専門外の投手陣には口を出しにくいものだけど、菅野や戸郷らにもアドバイスしている。現役時代は清原派の番頭格なんていわれたが実際は投手とも野手とも分け隔てなく付き合い、敵をつくらないタイプ。当時は投手、野手で派閥が分かれていたのに、コミュニケーション能力が高い。これでナンバー2にのし上がったといっていいほどですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった