大谷「中5日」の試練と余波…次回先発は18日タイガース戦
大谷翔平(26)の次回登板が決まった。日本時間18日、本拠地で行われるタイガース戦。同14日のダイヤモンドバックス戦の試合前、マドン監督が明かした。
当日はカリフォルニア州の規定により、エンゼルスタジアムの観客動員数が100%となる。コロナ禍による観客制限を解除して試合が行われるのは一昨年以来。先発してなおかつ打席にも立つリアル二刀流で客を呼ぼうという思惑も、あるいはあるのかもしれない。
ただ、大谷にとっては試練でもある。投打の二刀流で出場した同12日のダイヤモンドバックス戦から中5日。中5日は今季3度目、登板間隔が最もタイトなのだ。
大谷は通常、野手としての調整が終わってから投手の調整をしているという。他の選手の倍の練習をして、なおかつ投打にフル回転しながら、今季は登板前後の休みもほとんどない。これからクソ暑くなる夏場に向かって、いよいよ調整は難しくなる。
さらに危惧されるのが他のローテーション投手への影響だ。
大谷の今季の登板間隔は中5日3回、中6日と中8日2回、中7日と中15日1回。投打の二刀流をこなしている影響で登板間隔がメチャクチャなのだ。本人の調整が困難なのはもちろん、たまらないのは他の先発投手たちではないか。大谷の登板日がなかなか決まらないことによって、自分の登板日も不確定なうえに一定の登板間隔で投げられないからだ。日本ハム時代も大谷の登板日がなかなか決まらないことによって、他の先発にシワ寄せが及んだ。