大島康徳さんを中日の後輩が悼む 敵地のヤジに「なんだコノヤロー‼」と言い返す豪快さ
元日本ハム監督の大島康徳さんが6月30日に亡くなっていたことが分かった。70歳だった。
中日、日本ハムで通算2204安打をマークした大島さんは、2016年10月に大腸がんと診断され、医師から肝臓への転移と「余命1年」を宣告。野球解説の仕事を続けながら自身のブログで闘病の様子をつづり、今年6月には肺への転移を告白していた。
「つい最近も電話で元気な声を聞いていたばかりだから、『やっさん』が亡くなられたという実感が湧きません」
中日時代の後輩、平野謙氏がこう続ける。
「球場で会った際に『大丈夫?』と声をかけても、『元気だよー』って。かなり痩せられていて、大丈夫なわけはないんだけど、ボクや周囲への気遣いだったと思います。5歳上のやっさんは、親分肌でいかつい人だったから、最初は近寄りがたかった。それでも向こうから『謙、謙』と言って、冗談を交えながら話しかけてくれて……。余命1年と言われながら、4年以上ももった。本当に頑張ったと思います」
同じく中日の後輩、藤波行雄氏が言う。