大島康徳さんを中日の後輩が悼む 敵地のヤジに「なんだコノヤロー‼」と言い返す豪快さ
「1歳上の大島さんとは左中間を守った間柄。巨人、阪神との試合では、厳しいヤジにさらされました。主砲の大島さんがナゴヤ球場の左翼スタンドへ豪快な本塁打を放り込むものだから、敵のファンは面白くない。メガホンが投げ込まれるのはかわいいもので、ボールやハサミまで投げつけられた。なぜか生きたヒヨコが飛んできたこともありました。それだけ打ったということ。30代半ばまで独身だったので、『結婚できないオオシマ!』とヤジられ、『なんだコノヤロー!!』と言い返していました。豪快な人でした。残念な気持ちでいっぱいです」
■監督時代も熱血漢として慕われる
日本ハムの山田正雄スカウト顧問も「今年2月の沖縄キャンプで『どこへ行っても心配されるけど、がんなんてすぐ治っちゃった。山田さんの方こそ元気でいてね。来年は若い女の子でも連れてこようかな』と冗談を言うくらい元気だっただけに……」と声を沈ませる。
「中日からトレードでやってきた当時、38歳のベテランだったにもかかわらず、年明けの自主トレには多摩川の河川敷グラウンドに誰よりも早くやってきて汗を流していたのが印象的でした」