大谷翔平が5戦ぶり34号!本塁打王は「剛球左腕」攻略がカギを握る
エンゼルス・大谷翔平(27)に後半戦第1号が出た。日本時間19日のマリナーズ戦。2―7と5点を追う九回に5番手右腕シーウォルドの低め直球を捉えて右中間スタンドに運ぶ34号2ランを放った。同10日のマリナーズ戦で33号を放って以来5戦ぶりのアーチである。
同18日には花巻東高(岩手)の先輩、菊池雄星に対し3タコ。球宴の疲れもあるのだろうが、外角低め155キロの直球に見逃し三振に倒れるなど、今や先発ではメジャーを代表する速球派左腕のひとりである菊池を攻略できなかった。
大谷は過去3年間、相性の悪さから左投手が先発の際には、スタメンを外れることもあった。今季は開幕から好調なことから左右関係なく打席に立っているとはいえ、左腕に対して108打数29安打の打率.269、11本塁打、21打点。右腕(打率.283、22本塁打、51打点)と比べれば、相性はいいとは言い難い(18日現在)。
前日、打てなかった菊池に対して通算12打数4安打の打率.333、2本塁打と数字を残しているのは例外。サイ・ヤング賞3度のドジャース・カーショー(5打数無安打)は仕方ないとしても、レンジャーズ・アラード(23=5打数1安打の打率.200、0本塁打)といった実績のない若手左腕も打ちあぐねているのだ。