著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

関塚ジャパンはロンドン五輪一次予選を得失点差で通過した

公開日: 更新日:

サッカー日本五輪代表物語 #13

 Jリーグ川崎の指揮官としてMF中村憲剛、FW我那覇和樹、CB箕輪義信らを日本代表に送り出した関塚隆(1960年10月生まれ、千葉県出身。八千代高ー早稲田大ーJSL本田技研。引退後は鹿島コーチ、清水監督など。日本サッカー協会前技術委員長)が、日本代表のコーチ兼Uー21(21歳以下)代表監督に就任したのは、2010年9月のことだった。

 初陣は、同年11月に中国・広州市で開催されたアジア大会だった。

 大会前には、尖閣諸島で違法操業していた中国漁船が海上保安庁の巡視船に意図的に衝突した事件がぼっ発。中国人による反日行為が懸念された。

 なぜなら日本はグループAでホスト国の中国と同じグループだったからだ(決勝トーナメントには各グループ1位と成績上位の2位4チームが進出)。

 会場では厳戒態勢がとられ、中国の警察官が警備にあたった。さらに現地の日本大使館や中国公安当局が協力し、日本が中国に勝った場合の暴動に備えて選手、関係者、サポーターの避難シミュレーションが実施された。 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動