【陸上】三浦龍司が3000m障害で日本人初7位入賞も…元陸連幹部が手放しで褒めない理由
「3000メートル障害は28個の障害と7つの水濠を跳び越えるので、走るリズムが重要です。序盤は予選と同じようにいいリズムで走っていたが、集団にのみ込まれてからは自分の歩幅が取れず、スピードに乗れなかった。リズムを壊され、エネルギーを使った経験は大きな財産になったはずです。三浦の走力なら、ラスト1周でもう少し順位を上げられたとも思うが、そうはさせてくれないのが、五輪の中・長距離です。しかし、まだ19歳です。指導者からすれば、朝起きると昨日より強くなっていると感じさせる選手。これまで以上の努力をすれば無限の可能性が開花します。タイプの異なる選手と数多く対戦するためにも、積極的に海外レースに参戦するべきです」
100メートルの日本勢は実力がないのに注目される。マイナーな3000メートル障害は種目自体、知る人は少ない。おもしろい選手が出てきた。