東京五輪グッズ売買活発 記念硬貨や切手が値上がり“プレミア状態”のナゼ
8日に閉幕した東京五輪。開催の是非はさておき、日本勢のメダルラッシュで大会が盛り上がるにつれ、閑古鳥が鳴いていた公式グッズのオフィシャルショップには客が殺到したという。
公式ユニホームのレプリカTシャツやタオル、競技別のキーホルダーなどが売れていて、オンラインサイトでの販売も好調とのこと。フリマアプリ「メルカリ」でも五輪グッズの売買は活発だ。
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侍ジャパンが金メダルを獲得した野球関連では、定価990円(税込み)のボール(オンラインショップでは完売)は、2000円前後の値がつき、売り切れ状態に。記念硬貨や切手の類いも値上がりしているという。これらの買い取りを行っているバイセルテクノロジーズ広報担当の三浦優佳さんに話を聞いた――。
「表に大会エンブレム、裏に流鏑馬の絵があしらわれた『一万円金貨幣(販売価格12万円)』は、すでに13万円程度まで値上がりしています。切手も同様で、『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(寄付金)10枚1シート(販売価格920円)』は、現在2000円ほどになっています。切手は表紙がセットになっているものはさらに上がっている状態です。記念硬貨や切手はすでに販売が終了しているものもありますが、今回の五輪は新型コロナウイルスの影響で初めて1年延期になったのが大きいようです。今後さらに値上がりするか予測が難しいですが、開催中の一時的な熱狂によるものという見方もできます」