卓球が競泳が…名将退任ラッシュと強化費縮小でパリ五輪のメダル半減に現実味
退任ラッシュが止まらない。
史上最多58個のメダルラッシュで幕を閉じた東京五輪。盛況に終わった宴の後で、メダル獲得に貢献した指揮官たちの退任が相次いでいる。
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卓球の男子団体を銅メダルに導いた倉嶋洋介監督(45)が9月末で任期満了。2012年ロンドン五輪後に就任し、16年リオで日本男子卓球に初のメダルとなる団体銀をもたらしたが、身を引くことになった。女子の馬場美香監督(56)も同じく9月末で退任。リオ後に就任し、東京で団体銀に貢献した。
長期にわたり日本代表の底上げに従事してきた名将の勇退も目立つ。そのひとりがアーティスティックスイミングの井村雅代ヘッドコーチ(70)だ。「私はこれで最後」と五輪との別れを明言。五輪競技にシンクロとして採用された1984年から日本を率い、6大会連続でメダルを獲得した。06年から中国代表を指導し、14年に復帰。今回、10度目の五輪で初めてメダルを逃した。