阪神・矢野監督は巨人への対抗心メラメラ! 中田翔獲得でますます燃え盛る

公開日: 更新日:

 22日の中日戦に勝利し、連敗を3で止めた阪神矢野燿大監督(52)。先日、巨人日本ハムから中田翔(32)を無償トレードで獲得したことに、思うところがあるようだ。阪神OBが言う。

「中田は後輩選手への暴力により、日本ハムで無期限出場停止処分を受けた。しかし、わずか9日間で処分が解除され、巨人入りした。野球協約によると、無期限出場停止の処分は他球団でのプレーにも適用される。元ロッテの清田が今年1月、チームの規律違反によって無期限謹慎処分を受けているが、解除されるまで3カ月半を要した(後に2度目の規律違反により解雇)。日本ハムの選手として謝罪しないまま移籍したことなども含め、周囲には『ありえないことだ』などと漏らすなど、巨人への反発心を隠していません」

「何でもアリ」

 ファンの間では「原監督しか中田を制御できない」という声があるものの、他球団は戦力として魅力を感じる一方、出場停止処分を受けたことを重く受け止め、獲得に動かなかったといわれている。矢野監督だけでなく、他球団の監督、コーチからも「処分が軽すぎるし、これがまかり通るなら何でもアリになる」と日本ハム、巨人のやり方に批判の声が出ている。

 中でも矢野監督は、球界内で「公私においてクリーンで、曲がったことが大嫌いな性格」だともっぱらだ。

「矢野監督は真っすぐな性格。前半戦のヤクルト戦でサイン盗み疑惑が浮上した際、村上に対して暴言を吐き、高津監督と口論になった。決して褒められたことではないが、『俺は現役時代、監督で一回も自分自身(サイン盗みなどを)やったことはない。正々堂々と戦って勝てることがほんとにうれしいし、もしズルをして、俺が勝ったとして、優勝したとして、喜べないし、胸張って勝ったとは言えない』と力説。原監督は中田の獲得を『救済』としているが、単に補強したかっただけのこと。矢野監督はもともと巨人に対するライバル心を隠さない。巨人に負けてなるものかという思いを一層、強くしているようです」(前出のOB)

 2位巨人はこの日、DeNAに引き分けたことで、ゲーム差は再び2に開いた。佳境を迎える優勝争い。中田トレードを契機に、伝統の一戦はますますヒートアップしそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…