166キロ剛腕・巨人ビエイラは練習の虫、日本人以上にマジメ【セV争い三つ巴のキーマン】#3
原監督も「何度もファームに行ったりしたけど、その都度、投手コーチと私で『今回はこういう課題だな』と言うと、明るく前向きにファームに行っている。そんな姿を見て非常に頼もしかった」と目を細めるほどだ。
「入団当初から練習には早く来て遅く帰る選手だった。制球が定まらない時はシャドーピッチングを延々とやっていたし、クイックが課題と言われれば、二軍のコーチに聞き込んで反復した。持ち球を増やすため、スライダーやフォークをブルペンで投げ続けたこともあった。よく走るし、肩回りや体幹といった地味なトレーニングをはじめ、同じ練習をずっと続けられるところが、他の外国人とは明らかに違う」(前出の関係者)
コミュニケーション能力も高い。
「ファームにいる日本人の若手とも、日本語で積極的にコミュニケーションを取ろうとする。とにかく吸収してやろうという貪欲さを感じる。明るいから外国人でも孤立しないんです」(同)
右肘の違和感から21日に一軍復帰。24日の阪神戦では6―5の九回に同点に追いつかれた。逆転Vはこの守護神復活なくして考えられない。