松山英樹が見向きもしない“日本一決定戦”の価値 初日首位の岩田は無傷の8バーディー「63」

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「日本オープンといえばラフを伸ばして、フェアウエー幅を絞り、グリーンを高速に仕上げて選手の技術、体力、メンタルの総合力を引き出させる大会であり、通常の大会とは違う雰囲気があった。選手はボギーをたたかずに、数少ないバーディーチャンスを決めるためヘトヘトになり、ギャラリーも固唾をのんで見守った。初日からピリピリした緊迫したムードが会場に漂ったものです。トップ選手も本大会に照準を合わせて調整に取り組み、目の色を変えてタイトル取りに必死でした。それだけのステータスがあった。でも通常の大会と変わらないバーディー量産設定では、大会そのものが安っぽく見えてしまう」(評論家・宮崎紘一氏)

 大会のステータスでいえば、かつてJGAは世界中のトップ選手が出場する大会に育てると意気込みを語ったが、いまだに実現していない。それどころか、米ツアーが主戦場とはいえ、日本を代表する松山英樹すら日本オープンに出てこない。ちなみに、世界ゴルフランクに反映される獲得ポイントは今大会優勝者に32ポイント。松山が今週出場する米ツアー「ザ・CJカップ」は68ポイント。

 松山が見向きもしない事情がよくわかる。

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