一方で、チーム状況を鑑み、一軍出場を辞退して二軍戦で引退試合を行う選手もいる。今季でいえばヤクルトの雄平(37)がそのひとり。19年に引退した巨人の上原浩治氏(46)はシーズン中の5月に引退を表明、記者会見を開くと、引退試合は行わないままユニホームを脱いだ。
「上原のような去り方は非常にきれいで立派なやり方だったと思う。本来、引退する選手は本拠地最終戦で挨拶をするだけとか、オフにエキシビションゲームをするとか、公式戦に影響を与えるべきではありません。引退する選手だって複雑でしょう。そんな思いをさせるべきではないと思う」(前出の高橋氏)
もっともである。