松山英樹のZOZO貫禄Vが“赤裸々”にしてしまった日米ツアー「驚きの格差」

公開日: 更新日:

 期間中は1日5000人の入場制限を設けたが、連日多くの観客が詰めかけた。しかも1日券は木・金曜が1万8500円、土曜2万1500円、日曜2万5000円と高額にもかかわらず飛ぶように売れた。日本ツアーでは考えられない金額であり、チケット収入だけで3億円を超える。さらに、高額の5万8000円プレミアム入場券が完売したという。

 初日から大会を盛り上げる松山のプレーは、高いカネを払ってでも見たいというファンの心理がよくわかる。

 会場は米ツアープロには珍しい2グリーン制だが、PGAツアーは5番パー3のグリーンを交互に使うなど、柔軟な発想もあった。

「日本のようにグリーンに乗ったらバーディーという安易な設定ではなく、グリーンのスピードや硬さ、ピン位置が念入りに計算されていた。試合をリードしても守りに入ったら勝てず、ピンを最後まで攻めさせる。観客さえもハラハラさせる仕様だった。スタッフのレベルも日米では大きく違うのがわかる」(菅野氏)

 米ツアーのすごさと同時に、日本ツアーのお粗末さを露呈する大会だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…