松山英樹のZOZO貫禄Vが“赤裸々”にしてしまった日米ツアー「驚きの格差」
ZOZOは米ツアーの日本開催大会。今年は米ツアープロの多くが欠場し、国内ツアーから繰り上がりを含めて日本人選手が19人も出場した。それでも松山を除くトップ10入りは7位の金谷拓実(23)ひとりだけ。
国内賞金ランキング1位の木下稜介(30)は通算9オーバー66位、同3位の星野陸也(25)は通算2オーバー39位、同5位の稲森佑貴(27)は通算1オーバー35位。日本勢は移動疲れや時差ボケのない国内開催でありながら、タフなコース設定にお手上げ状態だったのがわかる。
「トップクラスの米ツアープロが不在にもかかわらず、世界との実力差をまざまざと見せつけられた。何より一打に対する執着心というか、重みが日米で大きく違う。今大会では観客にも緊張が伝わる気迫のこもったプレーが随所で見られたが、日本ツアーでは、まずない。そこそこ賞金を稼いでよしとするサラリーマン感覚のプロが多い日本ツアーと、勝つか負けるかで人生が大きく変わる米ツアープロの必死さの違いが出た大会だった」(評論家・菅野徳雄氏)
大会のスケールも大きく違う。国内での最高優勝賞金額は日本オープンの4200万円。だが、勝った松山は1億9700万円を手にした。ざっと4倍以上の開きがある。