株価やエネルギー価格の高騰…物価騰貴の恩恵を受けるのはスポーツ界でも経営陣だけ
ネットフリックスで放送されている韓国のテレビドラマ「イカゲーム」が、世界で大きな話題を集めている。
米国では今年のハロウィーンの仮装は「イカゲーム」の登場人物が人気で、関連する衣装が売り切れるほどだ。456億ウオンの賞金を目当てに456人が命を懸けて争う様子は、視聴者に金銭の持つ魔力と魅力を教える。
一方、ドラマの中ではなく、現実の世界でも金銭を巡る問題は「コロナ禍」の日常生活の隅々にまで及んでいる。
英国ではEUからの離脱により移民が減少。労働力不足と、新型コロナウイルス感染症で停滞していた経済活動の再開が重なり、ガソリンを運搬する人員の不足が生じた。ガソリンスタンドが閉鎖に追い込まれたり、ガソリンを入手するために行列をつくったりする様子は、衝撃的な映像として世界各国で報じられた。
フランスではエネルギー価格の高騰を受けて主食であるパンの値段が上昇しているし、日本でも10月から電気料金やマーガリン、コーヒー豆が値上がりした。
エネルギー価格の上昇が短期間で収束することは難しく、来年も同様の傾向が続くとされている。