超混戦の新人王大逆転へ!ヤクルト奥川「巨人粉砕」のインパクト、CS初戦でプロ初完投初完封の大仕事
「試合前からとても緊張していたので、ホッとしています」
10日のセ・クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ。1位ヤクルトの奥川恭伸(20)が3位巨人相手にプロ初完投初完封勝利。20歳6カ月での完封は、プレーオフ、CS史上最年少となった。
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高卒2年目でCS初戦の大役を任された右腕は、わずか98球で巨人を料理した。被安打6、9三振を奪った上に、抜群の制球力で与えた四死球はゼロ。七回には、無死二塁から犠打を決め、貴重な追加点をアシストした。好走塁で先制のホームを踏み、2安打して同じくお立ち台に上がった塩見も、「凄すぎて何も言えないっす」と最敬礼。敵地・甲子園で2位阪神に連勝して臨んだ巨人の出はなをくじいた。
これで奥川は、公式戦での9勝(4敗)と合わせて2ケタ「10勝」に到達。高津監督が奥川の体を考慮し、中9日以上の間隔を空けて起用する中、異例のペースで白星を積み上げてきた。7月以降に限れば、10試合で6勝2敗、防御率2.25と、安定感を誇った。