小林陵侑が北京五輪「金」有力候補に 強みはジャンプの本場欧州でも結果を残す鈍感力
ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は4日、予定していた伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第12戦(オーストリア・インスブルック)が強風のため中止。最終第4戦の会場となる同国のビショフスホーフェンで、5日に第3戦の予選と本戦を代替開催し、6日に第4戦の予選と本戦を実施する。
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日本男子のエース小林陵侑(25)は、ジャンプ週間開幕から2連勝。2018-19年シーズン以来、2度目の個人総合制覇を狙える位置につけている。4連勝での全勝優勝なら史上4度目で、2度目の完全制覇となれば史上初の快挙となる。1952-53年シーズンの創設以来、多くの欧州勢が優勝者に名を連ねる伝統の大会で日本人ジャンパーが結果を残していることに本場のメディアは驚きを持って伝えている。
南ドイツ新聞(電子版)は3日、今季5勝をマークし、W杯個人総合でも首位に立つ小林の特集記事を掲載。五輪連覇中でW杯表彰台の常連であるカミル・ストッフ(34=ポーランド)が今季不調なこともあって、欧州では小林への注目度が高まっているという。