国学院久我山は「イチローの指導がセンバツでは糧に」 高校野球雑誌の元編集長が分析
昨年の11月下旬から12月にかけて甲子園を目指す3校の野球部を指導したのがイチロー(48=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)だ。
一昨年に教えた智弁和歌山(和歌山)が、昨夏の甲子園で優勝。ナインはイチローの「ちゃんとやってよ」という言葉に応えたそうだが、国学院久我山(東京)、千葉明徳(千葉)、高松商(香川)の3校は今年の躍進が期待できるのか。
国学院久我山は昨秋の東京大会で優勝。今春のセンバツ出場も確実視されている実力校だ。高校野球雑誌「ホームラン」元編集長の戸田道男氏がこう言った。
「指揮を執る尾崎監督は2019年に、夏の甲子園の初戦で強豪の前橋育英(群馬)を下した。国学院久我山はこのときが甲子園初勝利だったこともあり、チームづくりに大きな自信を持ったのではないか。今回のチームは昨秋の都大会で紙一重の試合をモノにして波に乗った。準決勝は日大三に五回コールド勝ち、決勝の二松学舎大付戦は敗戦濃厚の九回に試合をひっくり返した。地力のあるチームです」
■夏の高松商も「要注意」