鈴木誠也“カネより早期解決”は大正解 MLBロックアウト解除待たず「近く渡米」情報
メジャーは日本のプロ野球と環境が異なる。ボールひとつとっても、日本の公認球とは大きさも重さも握ったときの感触も違う。米国で自分の力をフルに発揮するためには、一にも二にも慣れが必要になる。
メジャーの投手は投げるタイミングが日本の投手と違うし、メジャー公認球は日本のプロ野球のボールと比べて変化の度合いが大きい。大谷(エンゼルス)は1年目のオープン戦で打率.125とからっきし、開幕直前にマリナーズ・イチローのもとを訪ねてアドバイスをもらったほど。松井秀喜(元ヤンキース)も、1年目はメジャー投手の動く速球に手を焼いて内野ゴロを量産、ニューヨークメディアから「ゴロキング」といわれた。
一日も早くメジャーの環境や投手に適応しなければならないことを考えれば、さっさと新天地を決めて、より多くの実戦経験を積むことが得策。ロックアウト明けから20日間をフルに使うようでは、こなせる実戦の数は限られるし、場合によってはぶっつけ本番で開幕を迎えることになりかねない。「カネより早期決着」という鈴木のスタンスは正解だ。