日本ハム新庄監督のキャンプ初日に完全密着! のど飴&カレー“サプライズ”の内幕も
バイクにまたがり、ブブブブブーンと爆音を響かせて球場に現れたかと思えば、囲み取材では選手に苦言を呈する場面も……。昨1日にキャンプ初日を迎えた日本ハムの新庄剛志新監督(50)。二軍の国頭キャンプ視察に始まり、夕方からは一軍の名護に移動。精力的に動き回った。笑いあり、厳しさありの「BIGBOSS」の長い一日に密着した。
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■9:32
白いボディーに赤いシートの大型バイクで国頭球場入り。手には、150個もののど飴が入った大袋。「これを食べるとコロナになりづらいらしいので、みなさん食べてください。じゃあ、今日楽しみます」と、報道陣に配り、グラウンド入りした。
「バイクは三輪オートバイ・トライクの『ゴードン』という車種で1500万円相当。キャンプ前にインスタに上げていたお気に入りで、わざわざ沖縄まで輸送したそうです」(メディア関係者)
のど飴のヴィックスに関しては、販売元でドラフト会議のスポンサーでもある大正製薬もサプライズだった様子で、広報担当者は「もともと球団にはヴィックスではなく、別のものを送らせていただく予定でした」と回答。ちなみに今後のCM起用の予定はないとか。
■10:30
上田二軍外野守備走塁コーチと綿密な打ち合わせをした上で、走塁練習開始。二塁、三塁ベース付近で自ら、ベースの踏み方などを初指導した。新庄監督いわく、「(本塁を狙う際)三塁ベースをストッパーにして、白線の内側に入る練習。左飛や左前打で(左翼手の返球が)体に当たってくれたらラッキー。センターの時はまた違うんですけど」とのこと。走る選手に「いいね、そうそうそうそう」と声を掛けた。球団OBが言う。
「新庄監督はノーヒットで1点を取る野球をしたい。秋季キャンプでもベースターンの仕方を練習するため、ベースを踏むべきところにカラーのテープを貼ったり工夫を凝らした。第1クールは、走塁、守備の基礎からガッチリやるようです」
「すみません、はいらないよ」
■11:02
サブグラウンドで別メニュー調整の清宮にすれ違いざまに声掛け。清宮は「球場の入り口で会わせていただき、『楽しんでやってくれ』と言っていただいた」と明かした。
■11:12
ブルペンに移動し、今季から二刀流に挑戦する上原らの投球をチェック。
開幕戦はビジターのソフトバンク戦とあって、「イメージはこんな狭いブルペンじゃなくて福岡(ペイペイ)ドームね」とリクエストした。
ドラフト8位新人の北山亘基(京産大)が投げミスをし、ブルペン捕手に「すみません」と頭を下げた。すると新庄監督、「すみません、はいらないよ。それを言っていたらいくつ(何回)言わなきゃいけないんだよ」と、声を掛けた。
選手とのコミュニケーションを重視している新庄監督はこの日、守備練習中の内野手・石井にも追い方や捕球について助言するなど、積極的に選手に声を掛けていた。
■12:30
「ランチがありますので、みなさん食べてください」
新庄監督が国頭に集まった100人超の報道陣に、サプライズでカレーを振る舞った。
「新庄監督の依頼でうるま市のバーベキュー店が出店。新庄監督は日本ハムでの現役時代、この名護キャンプに参加。休日などに那覇まで繰り出すこともあった。那覇市内で複数の飲食店を経営する会社は新庄監督の“スポンサー”だったし、沖縄県内での人脈は広いと聞いています」(前出のメディア関係者)
■14:00
メイングラウンドで打撃、守備、走塁の練習が行われた。新庄監督は恩師・野村監督のごとく、パイプ椅子に腰かけて練習をチェック。グラウンドをトンボでならすと、コーチが追従する場面も。
「コーチ陣は『結果が出なかったら1年でクビ』と通達されている。新庄監督も1年契約ですが、3年間は指揮を執るとみられるだけに、コーチも新庄野球を理解するのに必死です」(前出のOB)
夜はタレント武井壮とともにインスタライブ
■15:45
約4分間の囲み取材。
感想を問われた指揮官は開口一番、「せっかく練習をやっているのに、もったいないというか。練習のための練習をしているように見えた。試合の時みたいにやってほしい」と、ナインに喝。
練習、囲み取材を終えると「今からちょっとゴードンで風を浴びてきます」と、50分弱をかけて「ビッグ組」と名付けた一軍の名護球場へ移動。
■17:05
名護球場入りした新庄監督は「入り待ち」するファンの元へ出向き、手を振るなど、ファンサービスにも余念がない。
■18:30
しばらく球場から出てこず、正面入り口で報道陣が「上がり」を待ち続けるも、別の出口から徒歩圏内の宿舎へ帰宅したもよう。長い一日は幕を閉じたと思いきや……。
■21:30
キャンプ2日目から臨時コーチとして招聘するタレントの武井壮(48)とともにインスタライブで生中継。元気いっぱいの様子で約30分間、走り方について激論を交わし、2万人以上が視聴した。