日ハム清宮が今度は近藤健介に打撃相談…目の色変えて指導者“取っ換え引っ換え”の波紋

公開日: 更新日:

 高校通算111本塁打、ドラフトで7球団が競合した「怪物」も、プロ入り後はからっきし。本人もこのままではマズいとの危機感からか、昨秋に新庄剛志監督(50)にやせた方がいいとアドバイスされると、2カ月で10キロの減量に成功。オフはソフトバンク柳田悠岐に弟子入りするなど目の色を変えているのは分かる。

 しかし、問題は目の色の変え方ではないか。「坊ちゃん体質の清宮に貪欲さが表れたのは非常に喜ばしいのですが……」と、球団OBはこう続ける。

「昨年の秋季キャンプでは稲葉GMの指導によって、きっかけをつかみつつあった。なのにオフには柳田にとどまらず、別の2人にも教えてもらっていたそうです。そして、今回のキャンプでは近藤でしょう。いい選手になりたいという欲は評価できても、これだけ大勢の人の言うことを聞き入れていたら混乱して当然。人の言うことを素直に聞くタイプだけに、なおさらですよ。それに『自分のスイングが嫌いで嫌いで仕方なかった』という発言にしても、これまでのアドバイスを全否定していることになる。過去に教えてきた人たちは面白いはずがありません」

 イチロー松井秀喜大谷翔平はむしろ、方々からの助言を聞き流すのに腐心していたほど。指導者をコロコロ代えるスタンスは本人にとってマイナスどころか波紋を呼ぶというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇