日ハム清宮が今度は近藤健介に打撃相談…目の色変えて指導者“取っ換え引っ換え”の波紋
高校通算111本塁打、ドラフトで7球団が競合した「怪物」も、プロ入り後はからっきし。本人もこのままではマズいとの危機感からか、昨秋に新庄剛志監督(50)にやせた方がいいとアドバイスされると、2カ月で10キロの減量に成功。オフはソフトバンクの柳田悠岐に弟子入りするなど目の色を変えているのは分かる。
しかし、問題は目の色の変え方ではないか。「坊ちゃん体質の清宮に貪欲さが表れたのは非常に喜ばしいのですが……」と、球団OBはこう続ける。
「昨年の秋季キャンプでは稲葉GMの指導によって、きっかけをつかみつつあった。なのにオフには柳田にとどまらず、別の2人にも教えてもらっていたそうです。そして、今回のキャンプでは近藤でしょう。いい選手になりたいという欲は評価できても、これだけ大勢の人の言うことを聞き入れていたら混乱して当然。人の言うことを素直に聞くタイプだけに、なおさらですよ。それに『自分のスイングが嫌いで嫌いで仕方なかった』という発言にしても、これまでのアドバイスを全否定していることになる。過去に教えてきた人たちは面白いはずがありません」
イチローや松井秀喜や大谷翔平はむしろ、方々からの助言を聞き流すのに腐心していたほど。指導者をコロコロ代えるスタンスは本人にとってマイナスどころか波紋を呼ぶというのだ。