「矢野監督退任」公表で揺れる阪神に追い打ち…二軍コロナパニックで競争活発化が白紙に
矢野監督が今季限りでの退任を公表した阪神がパニックに陥っているという。
球団は27日、高知・安芸でキャンプを行う二軍で、藤田、才木の2選手がコロナ陽性判定を受けたと発表、自主練習も含めて全ての練習を中止した。
22日に片山が感染して以降、計7選手の感染が判明。打ち上げは28日に予定されていたが、キャンプは事実上打ち切りとなった。
選手、スタッフはしばらくの間、高知でカンヅメにされそうだ。コロナ陰性者はバスをチャーターし、陸路で帰阪することは可能だが、オミクロン株は感染力が強く、今は陰性だとしても今後、陽性になるケースもゼロではない。
「感染した選手に罪はないが、矢野監督は頭が痛いはず」とは、阪神OB。
「一軍は沖縄、二軍は高知と互いに離れた場所でキャンプを行っているため、コロナ対策もあってキャンプ中の一、二軍入れ替えは基本的に行わない方針だった。チーム内の競争を活発化するべく、3月から積極的に選手の入れ替えを行うプランもあった。ドラフト4位の前川右京外野手(智弁学園)、同6位の豊田寛外野手(日立製作所)あたりは首脳陣の評価が高く、オープン戦で起用する案もあったと聞きましたが、白紙にせざるを得ない」