渋野日向子は昨年同様“屈辱の4オーバー発進”…初日出遅れで見えた「負のデータ」
【HSBC女子世界選手権】第1日
昨年の二の舞いになるのか。
今季から米女子ツアーメンバーになった渋野日向子(23)。今大会は自身にとって「開幕戦」となるわけだが、初日は4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの76。4オーバーは65人中60位と大きくつまずいた。
今大会は65人が出場し予選落ちがない。76というスコアはくしくも、昨年出場した同大会の初日と同じだ。その昨年は2日目以降もスコアを崩し、4日間連続のオーバーパー。通算11オーバーはブービーの67位タイ(昨年の出場者は69人)。優勝したキム・ヒョージュ(17アンダー)とは、なんと28打差だった。
しかし、昨年は米女子ツアー参戦を見据えてスイングの大改造に取り組んでいた真っ最中だった。「周りにどうこう言われようが関係ない。決めたことを最後までやり切りたい」と、スコアが悪くても自分や周囲を納得させるだけの「言い訳」があった。
昨季終盤には国内で2勝を挙げ、ニュースイングに手応えを感じ、念願のツアーメンバーになって臨む今季。初戦から結果が求められるが、この日はパットやアプローチのミスが目立ち、本人も語っていたように、いい流れに乗れなかった。