日ハム清宮には新庄監督の「失策嫌い」が追い風? ザル一塁から左翼への配転に現実味
プロ入りしてから昨季まで主に一塁を守っていたが、同ポジションでの失策数は2020年一軍でワースト2位、21年はイースタンワースト。昨秋のキャンプで様子を見た新庄監督が「動きが可愛い」「俺、現役いけるんじゃないか」と苦笑いするほどだった。改善の余地がないと判断したのかどうか、練習試合やオープン戦に左翼で起用する場面が目立っている。
球団内でも当初は「これまで左翼で通算28試合に出場しているとはいえ、さすがに外野手転向の可能性は低い」とみられていたが、試合を重ねていくうちに変化。「痩せて動けるようになってきた。肩もそこそこだし、もしかしたら左翼に定着するのでは」という声も上がっている。
左翼は一塁に比べ必然的に打球の処理回数が減るため拙守で新庄監督の心証を損ねるリスクも減る。これまでは打撃と守備の両方に課題があったものの片方は解決の糸口が掴めるかもしれない。