著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

藤浪はジキルかハイドか…矢野監督に望む、いっそのこと我慢して使い続けて欲しい!

公開日: 更新日:

 去る12日、中日とのオープン戦で阪神藤浪晋太郎が5回無安打無失点6奪三振の快投を見せた。10年目の今季はキャンプから評判が良く、長らく待ち望まれた完全復活がいよいよ現実のものになるのではないか、と期待する声が高まっている。報道によると、開幕2戦目の先発が有力視されているという。

 私もその一人だが、藤浪の復活に期待していない阪神ファンはいないだろう。素材が一級品なのはまちがいなく、しかもプロ3年目までは大谷翔平と並んで同世代屈指の活躍をしていたわけだから、その能力が身贔屓の過大評価でないことも証明されている。怪物・藤浪がその能力をまっとうに発揮すれば、青柳晃洋秋山拓巳西勇輝といった虎の先発投手の誰よりも強力なカードになりそうな、そんなスケールを感じさせる。優勝が近づくとはこのことだ。

 しかし、藤浪という投手はどれだけキャンプやオープン戦で評判が良くとも、結局は蓋を開けてみないとわからないところがある。先日の快投の前の登板(5日の楽天戦)では4回7安打5失点と打ち込まれているし、投げるたびに表裏がころころ変わるのは今年も健在だと言えなくもない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭