阪神開幕7連敗で早くもV率0%…矢野監督の途中解任が唯一の“起爆剤”
早くもデッドラインを超えた。
阪神は1日の巨人戦に5-6で敗れ、開幕7連敗。開幕から7連敗以上したチームが優勝、Aクラス入りしたことはなく、早くもV確率は0%となった。
抑えのスアレスが昨季限りで退団したとはいえ、昨季まで2年連続2位のチームが投打だけでなく守備もボロボロ。浮上の兆しが見えない。
開幕投手を務めた藤浪が自己ワーストの3被弾。4回6失点でKOされると、打線も菅野を打ちあぐねた。守備でも遊撃の中野が三回、吉川のボテボテのゴロをファンブルして出塁を許すと、この回2失点。序盤から大量5点リードを許す苦しい展開となり、中野は四回の打席で2打席連続となる三振に倒れ、懲罰交代させられる始末だ。阪神OBが言う。
■こらえ性のなさに拍車
「青柳がコロナに感染、ガンケル、及川、岩貞が故障で開幕一軍から外れた上に、コロナ禍で来日が遅れて調整不足の新助っ人ケラーを抑えに指名。開幕戦で7点差を逆転されたのがケチの付き始め。気になるのは矢野監督のこらえ性のなさに拍車がかかっていること。ケラーはそれなりに速球に力があり配球次第で変わってくる可能性があったのに、たった2試合で二軍落ち。打順も大山や糸原、中野をコロコロ変えている。選手たちは自分の力を発揮する前に見切られてしまうと、例年以上に不安な気持ちで戦っていると思う」