独フランクフルトEL制覇の立役者はベテラン長谷部! 高まるカタールW杯“サプライズ選出”の可能性
欧州リーグ(EL)の決勝(日本時間19日午前4時キックオフ)で日本代表FW鎌田大地(25)と元代表主将MF長谷部誠(38)が所属する独1部フランクフルトがスコットランド1部レンジャーズを破り、前身のUEFA杯を制した1979-80年以来、42年ぶりとなるEL王者のタイトルを獲得した。
0-0で迎えた後半12分、試合が<大きく>動いた。縦パスに反応したレンジャーズFWアリボをマークしていた3バックの中央担当DFトゥタが転倒。フランクフルトは先制点を献上した上にトゥタが故障でプレー続行不能。ベンチに座っていた長谷部が、いきなりピッチに送り出された。
アップなしの長谷部のパフォーマンスが心配されたが、DFラインをきっちりと統率。機敏な攻め上がりから3トップの左で先発した鎌田にパスを送ったり、屈強な相手FWを正当なチャージで吹っ飛ばしたり、見事な百戦錬磨ぶりを発揮してチームを牽引した。
後半24分にフランクフルトが同点弾。1-1のまま延長戦でも決着がつかず、試合の行方はPK戦に委ねられた。後攻3番手の鎌田が右ポストに当てながら成功。右手を握り締めながらガッツポーズだ。続くレンジャーズの4番手が失敗。PK戦を5-4で制したフランクフルトが戴冠。表彰式では延長後半からキャプテンマークを巻いた長谷場、フル出場の鎌田が満面の笑みを浮かべながら偉業達成を祝った。