大谷以来の二刀流! 日本ハム上原健太がようやく見せ始めた「身体能力お化け」の片鱗

公開日: 更新日:

■新庄監督就任で目の色変わる

 糸井が超人なら、上原は身体能力お化け。しかし、問題は故障の多さと性格だった。

「沖縄育ちが関係しているのか、おっとりした性格でしてね。周囲が『頑張らないとそろそろヤバいぞ』とハッパをかけても、『まぁ、ボチボチやっていきます』と気の抜けた返事をするのが常。追い込みすぎてケガをされても困るから、首脳陣も強く言えないところがあった」(前出のOB)

 そんな折りに新庄監督が就任。「今季は横一線のトライアウト」と選手を振るいにかけ、競争を煽っている。その指揮官はこの日の試合後、九回1死一、三塁の場面でダブルスチールを仕掛けながら、スタートが遅れて本塁で憤死した清宮を、「あんなミスをしていたら一生、上に上がっていけない」と厳しく責めた。

 そんな新庄監督の下、マイペースな上原の目の色も変わり始めて、今季は中継ぎとして登板した13試合で0勝0敗1H、防御率2.35と好成績をマーク。ようやく芽生えた危機感が本物なら、28歳での二刀流開花も期待できそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…