ソフトバンク藤井皓哉 四国で習得した新球と磨き続けたメンタル

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 昨年はソフトバンク三軍との試合でノーノーを達成した。これだけの逸材がなぜ12月まで球界から声がかからなかったのか。

「当時は『我慢強い育成をする広島が6年間面倒を見ても、モノにならなかった』という先入観があったのか、多くの球団は本腰を入れて調査していなかったんです。ソフトバンクはドラフト下位レベルと評価し、『そのレベルの選手を育成で獲得できるならお得』となったそうです。本人は先発志望だが、戦力外通告を経験したことで、こだわりを捨てて勝負に徹している」(ソフトバンクOB)

 遠回りは決して無駄ではなかった。

(成績は6月3日時点)

【連載】プロ野球 若手苦労人たちの正体

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